⾷料、サプライチェーン、エネルギーなど様々な社会課題を解決できる可能性を秘めた「ZEROCO」は、2023年4⽉の発表以降わずか1 カ⽉で、G7 広島サミット国際メディアセンタープレゼンテーションコーナーにて全世界へお披露⽬いたしました。
■「ZEROCO」が向き合う社会課題
「ZEROCO」は、2050年までに⼈⼝が爆発する地球環境において、⼈類とその⾷料資源との関係を新しい時代にフィットした社会システムに発展させるため、健康的で、サスティナブルな「おいしい未来の創造」に貢献するとともに、少⼦⾼齢化を迎える⽇本の⾷産業の発展を⽀える基盤づくりを⽬指しています。
G7広島サミットでは、コロナ禍や国際秩序の根幹を揺るがすロシアによるウクライナ侵略に直⾯し、歴史的な転換点にあるという背景から、さまざまな重要課題が設定されています。その中でも、「ZEROCO」は特に下記の課題を解決できる可能性を期待されています。
■⾷料安全保障への貢献
「ZEROCO」は、⻑期間に渡り⾷材をフレッシュなまま⾼品質に保つことが可能となる技術です。サプライチェーンの川上に導⼊することで、⽣産者の出荷に関わる業務負担が削減され、輸送地域が今まで以上に広域化し様々な地域の⽣活者へフレッシュな⾷材をお届けることが可能となります。また、調理⼯程として素材のおいしさを引き出すことが可能となることから調理現場での商品管理に有⽤な技術であり、計画的な調理⼯程による調理現場の労働環境の改善に寄与いたします。そのことから、「ZEROCO」を活用することでフードロス削減にも貢献します。
■ 紹介商品
プレゼンテーションコーナーでは、広島に本社を構え、SDGs に対しても真摯に取り組んでいる⽇本を代表するベーカリーの1 つである株式会社アンデルセンとのコラボレーションにより、「おいしくて、健康的で、サステナブル」な下記のスイーツを紹介いたしました。
① デニッシュ with フルーツ / 2種
・デニッシュ(アンデルセン) – メロン(ZEROCO保管後94日目) – いちご(ZEROCO保管後25日目)
② フルーツサンド
・食パン(国産小麦を使用したアンデルセンの食パン) ・マンゴー(ZEROCO保管) ※製造したのち、 ZEROCO保管→緩慢冷凍→解凍
③ ショートケーキ
製造時に「ZEROCO」を活⽤した冷凍ショートケーキ「生クリーム好きのためのミルキーショート」 ※商品提供:株式会社グッドイートカンパニー
冷蔵保存では⻑期間鮮度を保つことができないフルーツや、通常、冷凍保存をすると解凍時に分離してしまう⽣クリームなど、既存の保管技術では叶わなかったものが「ZEROCO」を使うことでより⻑期的、且つ、⾼品質に保つことが可能となります。
■来場者からのコメント
世界各国のプレスをはじめとする来場者からは下記のようなコメントをいただきました。
「このメロンが3 カ⽉も保管されているものなんて本当に信じられない。新鮮で美味しいです」
「この技術を使えば、例えば採れすぎた農作物を再利⽤、または逆に採れない時期に出荷することができたりなど、様々な可能性を秘めていて本当に素晴らしいと思います」
「⾷べるということは全⼈類共通の楽しみなので、⽇本の⾷をこのZEROCOの技術を使って世界中の⼈に届けられるのは⾮常に楽しみですね」